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倘
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もし
ふりがな文庫
“
倘
(
もし
)” の例文
身元かなりの商家に至り押して救助を乞はんとて其町々に
触示
(
しよくじ
)
し、
倘
(
もし
)
其の党に加はらざれば金米その他何品にても救助の為に出すべき旨強談に及ぶにぞ
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
倘
(
もし
)
も此様な場合に、
誰
(
たれ
)
かジヨンマーチでも
謠
(
うた
)
つて呉れる者があつたら、彼は獨で
舞踏
(
ダンス
)
をおツ始めたかも知れぬ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
倘
(
もし
)
迷
(
まよい
)
を執りて
回
(
かえ
)
らず、小勝を
恃
(
たの
)
み、大義を忘れ、寡を以て衆に抗し、
為
(
な
)
す可からざるの
悖事
(
はいじ
)
を
僥倖
(
ぎょうこう
)
するを
敢
(
あえ
)
てしたまわば、臣大王の為に
言
(
もう
)
すべきところを知らざる
也
(
なり
)
。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
倘
(
もし
)
も、ふいと此の屍體を見たならば、誰にしたツて、
穩
(
おだやか
)
に、
安
(
やすらか
)
に眠ツてゐるものとしか思はれぬ。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
倘
(
もし
)
俺が此處で頓死したとしても、其も偶然だし!……
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
倘
部首:⼈
10画