侈奢おごり)” の例文
其方儀そのはうぎ天一坊へ一味いちみ致し謀計ぼうけい虚言きよげんを以て百姓町人をあざむき金銀を掠取り衣食住に侈奢おごり身の程をもわきまへず上をないがしろに致たる段重々不屆に付死罪申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いつぞや越前が早生はやなりの果物なぞは侈奢おごりの沙汰だといふので、差し止めたやうには思ふが、若芽薑のやうなものまで布令を出さうとは思ひがけなかつた。」
みぎ大膳儀だいぜんぎ先年神奈川かながは旅籠屋はたごやとく右衞門方に於て旅人を殺害し金子を奪取うばひとり其後天一坊に一謀計ぼうけい虚言きよげんを以て百姓町人をあざむき金銀を掠取かすめとり衣食住に侈奢おごり身の程をもわきまへずかみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)