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余炎
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ほとぼり
ふりがな文庫
“
余炎
(
ほとぼり
)” の例文
旧字:
餘炎
本心に立ちかえりさえすれば神尾のことだから、相当要領よく
遁
(
のが
)
れて、
余炎
(
ほとぼり
)
を抜くまでどこぞに忍ばせているだろう。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
やや
余炎
(
ほとぼり
)
のさめたる頃に信さんお前は腹を立つか知らないけれど時の拍子だから堪忍して置いてくんな、誰れもお前正太が
明巣
(
あきす
)
とは知るまいでは無いか
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
腰膚
(
こしはだ
)
ぬいで冷水摩擦をやる。日露戦争の
余炎
(
ほとぼり
)
がまださめぬ頃で、
面籠手
(
めんこて
)
かついで朝稽古から帰つて来る村の若者が「冷たいでしやう」と挨拶することもあつた。
水汲み
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「その辻の家へ来て、
余炎
(
ほとぼり
)
の冷めるまで、毎日魚を釣って歩いていました」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
炎
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目