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他事
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ほか
ふりがな文庫
“
他事
(
ほか
)” の例文
どうもお
寝
(
やす
)
みのところをお妨げ致しまして恐縮に堪えませぬが、かように突然にお伺い致しました理由と申しますのは
他事
(
ほか
)
でも御座いませぬ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
『
他事
(
ほか
)
ぢやねえが、猪子で俺は思出した。
以前
(
もと
)
師範校の先生で猪子といふ人が有つた。今日の御客様は
彼人
(
あのひと
)
とは違ふか。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは
他事
(
ほか
)
でもない、その脳髄と自称する蛋白質の
固形物
(
かたまり
)
自身が、古往今来、人体の中でドンナ役割をつとめているのか、何の役に立っているものか……という事実を
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
他事
(
ほか
)
でも無かった。すこし金を用立ててくれろというので有った。これまでもよく叔父のところへ、五円貸せ、十円貸せ、と言って来て、
樺太
(
からふと
)
行の旅費まで心配させたものであった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
……ところで、
貴方
(
あなた
)
をこの部屋にお伴いたしました目的と申しますのは
他事
(
ほか
)
でも御座いませぬ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“他事”の意味
《名詞》
他の事柄。当人には関係のないこと。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“他”で始まる語句
他
他人
他所
他人事
他家
他愛
他処
他国
他目
他所行