“仏華”の読み方と例文
読み方割合
ぶつげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏祖釈尊しゃくそんもこの国へ渡ってきて、東なる仏国日本に万朶ばんだ仏華ぶつげを見るうえは、仏祖も天皇のみ心とひとつでなければならないし
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
被害者の忌日きにちの獄に仏華ぶつげなく春雨降りて静かに昏れし
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
ここに移り住むまでは、観心寺かんしんじにもいて、また、良人とは道契どうけいのふかい妙心寺の授翁和尚じゅおうおしょうとも親しく、自然、彼女も信仰にあつかったが、有憂無憂うゆうむゆう仏華ぶつげ後世ごせのながめであった。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)