トップ
>
仏法僧
>
ぶっぽうそう
ふりがな文庫
“
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)” の例文
「声は
深山
(
みやま
)
に聞く者もあるが、かつて、形は見た人がないと言い伝えのある
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)
はあれでござりましょう」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちょうど
鳥屋
(
とや
)
のさかりのころで、木曾名物の小鳥でも焼こうと言ってくれるのもそこの主人だ。鳥居峠の
鶫
(
つぐみ
)
は名高い。鶫ばかりでなく、裏山には
駒鳥
(
こまどり
)
、
山郭公
(
やまほととぎす
)
の声がきかれる。
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)
も来て鳴く。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
禰宜
(
ねぎ
)
の
山辺守人
(
やまのべもりと
)
は、
時鳥
(
ほととぎす
)
や
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)
の
啼音
(
なきね
)
ばかりを友として、お宮の脇の小さい社家に住んでいたが、甚助の姿が見えると、かたこと
木履
(
ぼくり
)
の足音をさせて出て来た。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここは古くから
百鳥
(
ももどり
)
の仙境といわれているほどなので、
慈悲心鳥
(
じひしんちょう
)
の声もする、
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)
も稀れに聴かれる。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
主水と出会った山中も、
仏法僧
(
ぶっぽうそう
)
の声しか聞えない樹立の間だった。
鬼
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“仏法僧”の意味
《名詞》
仏法僧 (ぶっぽうそう)
仏と法と僧。三宝。
ブッポウソウ目に属する鳥の総称。
1.に属する鳥の一種。ブッポウソウを参照。
コノハズクの別称。
(出典:Wiktionary)
仏
常用漢字
小5
部首:⼈
4画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
僧
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
“仏法僧”で始まる語句
仏法僧鳥