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今昔物語
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こんじゃくものがたり
ふりがな文庫
“
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)” の例文
河海抄は此の故事を
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
から引用し、「
大和物語
(
やまとものがたり
)
にも此事あり」と云っているけれども、現存の今昔や大和物語には
載
(
の
)
っていない。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それから次には木の
本末
(
もとすえ
)
、および
親子馬
(
おやこうま
)
という話があって、二つともに八百何十年もまえの、『
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
』という本に出ている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
幾種の踊りのうちでも、わけて
興
(
きょう
)
がられたのは、高野明神の“
宇奈手神楽
(
うなでかぐら
)
”で、舞踊の筋は「
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
」のうちにも見える。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それにしてもまだ十分女の暗黒面を『
著聞集
(
ちょもんじゅう
)
』や『
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
』などのように露骨に書いてないのは、当時の手本である支那文学にそういう類の物がなかったせいでもありましょうが
産屋物語
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
従って岩見重太郎、もしくは『
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
』のちゅうさんこうやのごとき例は、すこしでも動物学の知識を損益するところはないわけである。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
が、多病で——などといいたてて、早くに、堂上仕えをやめ、夏は、頼通の別荘、宇治の
平等院
(
びょうどういん
)
へ間借りして、避暑がてら、「
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
」の著作などやっていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
今昔物語
(
こんじゃくものがたり
)
』や『
沙石集
(
しゃせきしゅう
)
』に、半分以上も是と同じ話があるので、そそっかしい者には古い話の保存とも見えるが、彼には仙郷が無くまた使者の失敗と
懲罰
(
ちょうばつ
)
ということが無く
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“今昔物語(今昔物語集)”の解説
『今昔物語集』(こんじゃくものがたりしゅう)とは、平安時代末期に成立したと見られる説話集である。全31巻。ただし8巻・18巻・21巻は欠けている。
『今昔物語集』という名前は、各説話の全てが「今ハ昔」という書き出しから始まっている事に由来する便宜的な通称である。
(出典:Wikipedia)
今
常用漢字
小2
部首:⼈
4画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“今昔”で始まる語句
今昔