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仄赤
ふりがな文庫
“仄赤”の読み方と例文
読み方
割合
ほのあか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほのあか
(逆引き)
幾年ぶりかで、洛陽の地上に、約八、九万の軍馬が
屯
(
たむろ
)
したのである。篝火に
仄赤
(
ほのあか
)
く空が染められただけでも、その夜、帝のお眠りは久々ぶりに深かったに違いない。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
座席の後ろの四角い
硝子
(
ガラス
)
窓からは、テール・ランプに照らされて
仄赤
(
ほのあか
)
くぼやけた路面が、直ぐ眼の下に見えるだけで、あとは墨のような闇だったのだが、直ぐにその闇の中に
白妖
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
また子供たちが「こんぺたう」と呼んで居るその菓子の形をした
仄赤
(
ほのあか
)
く白い小さな花や、又「赤まんま」と子供たちに呼ばれて居る野花なども、その月草に
雑
(
まじ
)
つて一帯に
蔓
(
はびこ
)
つて居た。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
仄赤(ほのあか)の例文をもっと
(3作品)
見る
仄
漢検1級
部首:⼈
4画
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
“仄”で始まる語句
仄
仄暗
仄白
仄明
仄聞
仄々
仄見
仄青
仄紅
仄筆
“仄赤”のふりがなが多い著者
大阪圭吉
佐藤春夫
吉川英治