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京洛
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みやこ
ふりがな文庫
“
京洛
(
みやこ
)” の例文
京都の女なら、
芸妓
(
げいこ
)
、仲居までが、
攘夷
(
じょうい
)
とは、どんなものか。
京洛
(
みやこ
)
には、今誰が来ているか、政変や、大官の往来などにも、関心を
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
島がくれゆく
京洛
(
みやこ
)
の船を呼び返している
俊寛僧都
(
しゅんかんそうず
)
の悲しみが、生々しい実感で今松の胸へと伝わってきた。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
勤王運動の実践に桂が
奔命
(
ほんめい
)
し出してからは、常に、密書を交わして、江戸の消息を彼に与え、また
京洛
(
みやこ
)
の消息を彼から
享
(
う
)
けていた。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
館
(
やかた
)
の者たちは、眼をふさぎ耳をふさいでいた。しかし、こんな程度のことは、今の
京洛
(
みやこ
)
の内には、ざらに行われていることだ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
琵琶湖
(
びわこ
)
の湖北に迫って、
兵
(
へい
)
鼓
(
こ
)
をうちたたき、声をうしおと揚げて、
京洛
(
みやこ
)
に近づきつつあるという情報の
頻々
(
ひんぴん
)
たるものがある。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
享楽しているのであったが、
一皮
(
ひとかわ
)
剥
(
む
)
いた
京洛
(
みやこ
)
の内部には、こうした、
飢
(
う
)
えと飢えとの寄り合い家族と、家なき浮浪人が、
空寺
(
あきでら
)
、神社、辻堂、石垣
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
京洛
(
みやこ
)
でもちょっと見ない」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“京洛”の意味
《名詞》
都。京都。
洛陽の別称。
(出典:Wiktionary)
京
常用漢字
小2
部首:⼇
8画
洛
漢検準1級
部首:⽔
9画
“京洛”で始まる語句
京洛中