二側ふたがは)” の例文
光線くわうせんるべく餘計よけいれるやうあかるくこしらへた部屋へや二側ふたがはに、手術用しゆじゆつよう椅子いす四臺よだいほどゑて、しろ胸掛むねかけをかけた受持うけもちをとこが、一人ひとりづゝ別々べつ/\療治れうぢをしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
二側ふたがはに寝室のとばり垂り白し真昼は空しそよりともせず
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)