事足ことた)” の例文
うえを感ずるままに始めは虫を捕って喰っていたが、それでは事足ことたらぬように覚えて、のちにはきつねたぬき、見るにしたがい引裂いて食とし、次第に力づいて、寒いとも物ほしいとも思わぬようになったと語る。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いまの水分みくまり事足ことたると言っておられる
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お使いで事足ことたるでしょうか」