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乱破
ふりがな文庫
“乱破”の読み方と例文
読み方
割合
らっぱ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らっぱ
(逆引き)
乱破
(
らっぱ
)
とか
出抜
(
すっぱ
)
とかと呼ばれていた山武士野武士の類は、百姓のような見せかけをしているが、
保元
(
ほうげん
)
以来、つぎつぎに滅亡した源平藤橘の血脈をひく武辺のまがいで、夢想家が多く
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
乱破
(
らっぱ
)
に化けて、敵へも味方へも節操を売りなどしたため、平和になると、武家からも民衆からも追われてしまい、素質の悪いのは、山野に封じこめられて
追剥稼
(
おいはぎかせ
)
ぎに落ち、
性骨
(
しょうぼね
)
のある者は
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
関東一の
乱破
(
らっぱ
)
の大将、風摩小太郎が紀州貝塚の一揆に信長の手につき、
里
(
さと
)
カマリ(大掠奪)で蘆屋道益の血族を焼き殺し、その風摩小太郎が、道益の子の道長に箱根の木賀の湯で討たれるあたりが
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
乱破(らっぱ)の例文をもっと
(3作品)
見る
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“乱”で始まる語句
乱
乱暴
乱波
乱麻
乱杭
乱箭
乱杭歯
乱髪
乱暴者
乱次
“乱破”のふりがなが多い著者
吉川英治
久生十蘭