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乱兆
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らんちょう
ふりがな文庫
“
乱兆
(
らんちょう
)” の例文
その可燃物への点火者、日野俊基など、早くも
乱兆
(
らんちょう
)
の火の一
葉
(
よう
)
となって、鎌倉へ送られて行く現状だった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや火のないところに煙はたたぬと申せば、多少は隠居にもそんな
乱兆
(
らんちょう
)
が見えたやも
計
(
はか
)
られませんな。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古
(
いにしえ
)
から兄をおいて弟を立て、宗家の安泰を得たためしはありますまい。これを行えば
乱兆
(
らんちょう
)
たちまち河北の全土に起って、人民の安からぬ思いをするは火をみるよりもあきらかです。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
正保、慶安は、すこし
乱兆
(
らんちょう
)
すら見えた。戦国の残存者の
余憤
(
よふん
)
であった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さにはあらで、天下の
乱兆
(
らんちょう
)
にござりまする」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
乱兆
(
らんちょう
)
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
兆
常用漢字
小4
部首:⼉
6画
“乱”で始まる語句
乱
乱暴
乱波
乱麻
乱杭
乱箭
乱杭歯
乱髪
乱暴者
乱次