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乙鳥
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つばくら
ふりがな文庫
“
乙鳥
(
つばくら
)” の例文
古い京をいやが上に
寂
(
さ
)
びよと降る
糠雨
(
ぬかあめ
)
が、赤い腹を空に見せて
衝
(
つ
)
いと行く
乙鳥
(
つばくら
)
の
背
(
せ
)
に
応
(
こた
)
えるほど繁くなったとき、
下京
(
しもきょう
)
も
上京
(
かみきょう
)
もしめやかに
濡
(
ぬ
)
れて、
三十六峰
(
さんじゅうろっぽう
)
の
翠
(
みど
)
りの底に、音は
友禅
(
ゆうぜん
)
の
紅
(
べに
)
を溶いて
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
明るい昼を
乙鳥
(
つばくら
)
が横ぎっても、
睫毛
(
まつげ
)
一本動かさなかった。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ぬれ
乙鳥
(
つばくら
)
に
別後
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
ぬれ
乙鳥
(
つばくら
)
に
雨情民謡百篇
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“乙鳥”で始まる語句
乙鳥口