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丹後守
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たんごのかみ
ふりがな文庫
“
丹後守
(
たんごのかみ
)” の例文
瀬田は二十五歳で、脇差を盗まれたために、見苦しい
最期
(
さいご
)
を遂げた。村役人を連れて帰つた
爺
(
ぢ
)
いさんが、
其夜
(
そのよ
)
の
中
(
うち
)
に死骸を見付けて、二十二日に領主稲葉
丹後守
(
たんごのかみ
)
に届けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「どうしてそれを、——
紛失
(
ふんしつ
)
したのは、救世觀音の尊像を描いた、巨勢金岡の名筆ぢや——申し遲れたが拙者は、湯島天神町の旗野
丹後守
(
たんごのかみ
)
の用人
久保木桂馬
(
くぼきけいま
)
と申す。お見知り置きを願ひたい」
銭形平次捕物控:226 名画紛失
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「植田
丹後守
(
たんごのかみ
)
殿の御陣屋は……」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
物語
(
ものがた
)
り此度の一件申
譯
(
わけ
)
なくは我主家の爲自害致さんにより其時は汝等必ず
歎
(
なげ
)
くべからずと
能々
(
よく/\
)
後
(
あと
)
のこと共申置勘解由は
發足
(
ほつそく
)
なし道中取
急
(
いそ
)
ぎて日ならず江戸小川町の上屋敷へ着し其旨
太守
(
たいしゆ
)
へ申ければ
丹後守
(
たんごのかみ
)
殿早速御召有つて日野家の一件御
訊尋
(
たづね
)
申に勘解由は委細を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“丹後守”で始まる語句
丹後守殿
丹後守何某
丹後守忠長
丹後守高次