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中位
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ちゅうぐらい
ふりがな文庫
“
中位
(
ちゅうぐらい
)” の例文
「
中位
(
ちゅうぐらい
)
に見えます」と私は答えた。この答えは先生にとって少し案外らしかった。先生はまた口を閉じて、無言で歩き出した。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
君は
中位
(
ちゅうぐらい
)
を以て
自任
(
じにん
)
出来ない男だ。——いや、君ばかりじゃない。近代の人間と云うやつは、皆中位で満足出来ない連中だ。そこで勢い、
主我的
(
イゴイスティック
)
になる。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
中位
(
ちゅうぐらい
)
の一群でございます。私が故国の女性を思うと同じ一般の女性を語ろうとするのでございます。
C先生への手紙
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
大きいおうるどみすがおとよさんといって学校の先生だった。
中位
(
ちゅうぐらい
)
のおうるどみすも教師だった。下のミスも先生になりかけていた。お母さんだけが台所をしていた。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
夫婦
連
(
づれ
)
で出て来て、国王は
只
(
ただ
)
羅紗
(
ラシャ
)
の服を着て居ると云う
位
(
くらい
)
な事、家も日本で云えば
中位
(
ちゅうぐらい
)
の西洋造り、
宝物
(
たからもの
)
を見せると云うから何かと
思
(
おもっ
)
たら、鳥の羽で
拵
(
こしら
)
えた
敷物
(
しきもの
)
を
持
(
もっ
)
て来て
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「
中位
(
ちゅうぐらい
)
は好かった。
大人
(
おとな
)
もそう思ってさえいれば、一生幸福に暮せるのに相違ない。こりゃ初子さんなんぞは殊に
拳々服膺
(
けんけんふくよう
)
すべき事かも知れませんぜ。辰子さんの方は大丈夫だが——」
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
中位
(
ちゅうぐらい
)
。」と
道破
(
どうは
)
した。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“中位”で始まる語句
中位派
中位田