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丑三
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うしみつ
ふりがな文庫
“
丑三
(
うしみつ
)” の例文
それから、
丑三
(
うしみつ
)
の頃、大胆至極にも、江戸城の一の御門の
塀
(
へい
)
を乗越して潜入した、一つの黒い影があります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
……しかし
無理
(
むり
)
もない。こんな
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
つたのは
恰
(
あたか
)
も
箱根
(
はこね
)
の
山中
(
さんちう
)
で、
丁
(
ちやう
)
ど
丑三
(
うしみつ
)
と
言
(
い
)
ふ
時刻
(
じこく
)
であつた。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わざとゆっくりゆっくり歩いています……朧月夜もふけて
丑三
(
うしみつ
)
過ぎで、無論、人の通ることは宵から数えるほどしかなかったのですから、この深夜には
誰
(
たれ
)
憚
(
はばか
)
るものもない
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
下手な左官屋の
真似
(
まね
)
をする芸当をやめてしまい、
四方
(
あたり
)
が森閑とした
丑三
(
うしみつ
)
の天地にかえりましたものですから、さしもの竜之助も疲れが一時に発したものと見えて、仰向けに寝たままで
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
丑
漢検準1級
部首:⼀
4画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“丑三”で始まる語句
丑三時
丑三詣
丑三頃