下郎げらう)” の例文
チッバ やア、下司げす下郎げらう敵手あひてにしておぬしけんかうでな? ベンヺーリオー、こちをけ、いのちってくれう。
「お手紙てがみ上書うはがきおぼえましたの……下郎げらうくちのさがないもんですわね。」とまた微笑びせうす。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それは大丈夫だよ、親分。半次はもと何處かの問屋場に居たさうで、下郎げらうの癖に字をよく書いて、それが自慢だつたよ。この右肩上がりの走り書きの字は、半次の書いたものに間違ひはない」
身振みぶりをして、時々とき/″\頬摺ほゝずり、はてさて氣障きざ下郎げらうであつた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)