下毛野しもつけぬ)” の例文
「安蘇」は下野しもつけ安蘇郡であろうが、もとは上野こうずけに入っていたと見える。この巻に、「下毛野しもつけぬ安素あその河原よ」(三四二五)とあるのは隣接地で下野にもかかっていたことが分かる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
下毛野しもつけぬみかものやま小楢こなら目細まぐはろはたむ 〔巻十四・三四二四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
下毛野しもつけぬ安蘇あそ河原かはらいしまずそらゆとぬよこころれ 〔巻十四・三四二五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)