“下僧”の読み方と例文
読み方割合
げそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから覚一も、しごく気やすく馴じんでいたところ、或る折、いお下僧げそうに、師の坊の経歴を聞かされて、彼は、まったくびっくりしてしまった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世をふうして美濃みのに流され、後帰って出家し、東福寺に入り、仏照派の下僧げそうとなり、栗棘庵りっきょくあんに住み、右筆ゆうひつとなり松月庵に住んだ。で、徹書記てっしょきともよび松月庵正徹ともいう。また清巌せいがん和尚ともいった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)