“右筆”の読み方と例文
読み方割合
ゆうひつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、大小監察右筆ゆうひつ等の類無用に属す、廃職なるべし。記録布告等は下院にてなすべし。かくのごとくなれば簡易の政事に帰するなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
藤森弘庵、通称は恭助、名は大雅ひろまさ、字は淳風じゅんぷう、後に改めて天山てんざんと号した。父は播州ばんしゅう加東郡小野の城主一柳ひとつやなぎ家の右筆ゆうひつであった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ここへ食客となって長逗留ながとうりゅうしたまま、いつかずるずるべったり頼朝の右筆ゆうひつとなってしまい、また、近郷の絵図など根気よく描いている画工藤原邦通くにみちであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)