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上面
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うわべ
ふりがな文庫
“
上面
(
うわべ
)” の例文
眼前にワルトンのつべこべとアイリスに取り入る態度を見てはジョーンの血はたぎった。ジョーンは
上面
(
うわべ
)
では
大様
(
おおよう
)
を装って居た。
決闘場
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そんな三角関係などは二十余年も以前の事で、
上面
(
うわべ
)
は
夙
(
と
)
うに清算されているようだが、きっと何か残っていたに違いないのだ。
血液型殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
従って、表現された「物のあはれ」に没入することは、囚われたる
上面
(
うわべ
)
を離れて人性の奥底の方向に帰ることを意味する。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
上面
(
うわべ
)
だけは落ち着いた声で(すっかり血の気を失って、胸を激しく波立たせてはいたが)、アマリヤに向かい
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
「道々しくうるはしきは皆いつはれる
上面
(
うわべ
)
のことにて、人のまことの情を吟味したるは、かならず物はかなかるべき」ゆえん(石上私淑言下。全集五。五九〇—九一)を説いて
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
新聞に出てたでしょう。あそこの主人は清水ってお
爺
(
じい
)
さんで、何とか議員をして
上面
(
うわべ
)
は立派な紳士なんだけれども、実は卑しい身分から成り上がった成金で、
慈悲
(
じひ
)
も人情もない高利貸しなのよ。
ニッケルの文鎮
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
“上面”の意味
《名詞》
(じょうめん) 物の上を向いた面。
(うわつら、うわっつら)
(出典:Wiktionary)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟