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上帛
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はた
ふりがな文庫
“
上帛
(
はた
)” の例文
女たちの噂した所の、
袈裟
(
けさ
)
で
謂
(
い
)
えば、五十条の
大衣
(
だいえ
)
とも言うべき、
藕糸
(
ぐうし
)
の
上帛
(
はた
)
の上に、郎女の目はじっとすわって居た。やがて筆は、
愉
(
たの
)
しげにとり上げられた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
裁ちきった布を綴り合せて縫い初めると、二日もたたぬ間に、大きな一面の綴りの
上帛
(
はた
)
が出来あがった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
若人たちは、今日、郎女の織りあげた
一反
(
ひとむら
)
の
上帛
(
はた
)
を、夜の更けるのも忘れて、
見讃
(
みはや
)
して居た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
若人たちは、今日、郎女の織りあげた
一反
(
ひとむら
)
の
上帛
(
はた
)
を、夜の更けるのも忘れて、
見讃
(
みはや
)
して居た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
縑
(
かとり
)
のやうで、
韓織
(
からおり
)
のやうで、——やつぱり此より外にはない、清らかな
上帛
(
はた
)
ぢや。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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せつかく織り上げた
上帛
(
はた
)
を裁つたり切つたり、段々布は狭くなつて行つた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
帛
漢検1級
部首:⼱
8画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟