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上下
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あげおろ
ふりがな文庫
“
上下
(
あげおろ
)” の例文
小説家の
柳川
(
やながは
)
春葉氏は大の子供好きだが、自分には子供が居無いので、
狗
(
いぬ
)
ころや小猫を
可愛
(
かあい
)
がつて、お客の前をも
厭
(
いと
)
はず、土足の
儘
(
まゝ
)
で
上下
(
あげおろ
)
しをするので
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
幸い他の人は荷の
上下
(
あげおろ
)
しをしたり馬に荷を
載
(
つ
)
けたりして居るその間、私は暫く休息して日に暖たまりながら自分の身体を摩擦して居ますと、荷物を皆馬へ載けてしまったです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
毎日々々
箸
(
はし
)
の
上下
(
あげおろ
)
しに出る母親の毒々しい当こすりが、お島の
頭脳
(
あたま
)
をくさくささせた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
皸
(
ひび
)
あかぎれの手を、けちで炭もよくおこさないから……息で暖める
隙
(
ひま
)
もなしに、鬼婆の肩腰を、
擦
(
さす
)
るわ、
揉
(
も
)
むわ、で、そのあげくが床の
上下
(
あげおろ
)
し、坊主枕の
蔽
(
おお
)
いまで取りかえて、旦那様、
御寝
(
げし
)
なれだ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“上下”の解説
上下(じょうげ、うえした)とは、上および下を指す。六方位(六方)の名称の一つで、高さ・深さといった立体的な位置を指す方位の概念を表す言葉である。
上・下方
頭・足方
天頂・天底方向
北・南方
首都に近づく・遠ざかる方
価値・地位が高い・低い方
時代が古い・新しい方
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“上下”で始まる語句
上下共
上下座
上下料
上下格
上下着
上下箱
上下縞
上下谷
上下二筋
上下變動