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丁銀
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ちょうぎん
ふりがな文庫
“
丁銀
(
ちょうぎん
)” の例文
一
分判
(
ぶばん
)
、
丁銀
(
ちょうぎん
)
、取交ぜて三百両あまり、詰めには
寛永銭
(
かんえいせん
)
が二三百枚、その真ん中に、油紙に包んだ遺言状が一通、さして傷みもせずに交っております。
銭形平次捕物控:038 一枚の文銭
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
どっちかになっておけばよかったのを、
祖母
(
おふくろ
)
が、
商人
(
あきんど
)
がいいといって
丁銀
(
ちょうぎん
)
という大問屋へ小僧にやられた。
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
やがて、賽銭箱の
蓋
(
ふた
)
を取ってかき交ぜ、燭台を斜めにしてのぞいて見ると、これはありきたりのバラ銭とちがい、パッと眼を射る光は、たしかに
一分判
(
いちぶばん
)
、
南鐐
(
なんりょう
)
、
丁銀
(
ちょうぎん
)
、
豆板
(
まめいた
)
のたぐい。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“丁銀”の解説
丁銀(ちょうぎん)とは、日本国内において主に商取引用として室町時代後期から明治維新まで流通した銀貨である。当時は単に銀と呼ばれ、例えば品位を下げた元禄丁銀は「元字銀」などと称呼された。丁銀という名称は『
金銀図録
』の記述によれば棒状の銀塊の意味である鋌銀(ちょうぎん)が挺銀(ちょうぎん)を経て変化したものとされる。
(出典:Wikipedia)
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
“丁”で始まる語句
丁度
丁
丁寧
丁稚
丁子
丁字
丁髷
丁抹
丁々
丁重