“ちょうぎん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁銀75.0%
丁吟25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、賽銭箱のふたを取ってかき交ぜ、燭台を斜めにしてのぞいて見ると、これはありきたりのバラ銭とちがい、パッと眼を射る光は、たしかに一分判いちぶばん南鐐なんりょう丁銀ちょうぎん豆板まめいたのたぐい。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たとえば、やまに丁字星だとか、それが三つ組んでいるのが丁吟ちょうぎんだとか丁甚ちょうじんだとか——丁字屋甚兵衛を略してよぶ——※だとか、さつまだとかいうのだった。
死んだ連合つれあいとが、前にいった大長者格の呉服問屋、丁吟ちょうぎんからのれんを貰って、幕末明治のはじめに唐物屋を開いたのが大当りにあたって、問屋まちに肩をならべ、しかも斬新ざんしんな商業だけに