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一重
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ひとかさね
ふりがな文庫
“
一重
(
ひとかさね
)” の例文
なお椅子を引きよせて、ゆっくり抽斗の中を探すと、金貨を入れた金袋が一つあって、その下に額面二万フランからの記名株券が
一重
(
ひとかさね
)
詰まっていた。
空家
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
御稱美
(
ごしようび
)
ありて早速
御召抱
(
おめしかゝ
)
へ成るべくとの由なれば
直樣
(
すぐさま
)
御對面
(
ごたいめん
)
あらるべし
就
(
つい
)
ては先生の
御衣服
(
おいふく
)
は
餘
(
あま
)
り
見苦
(
みぐる
)
し此段をも申上たれば
小袖
(
こそで
)
一重
(
ひとかさね
)
と
羽織
(
はおり
)
一ツとを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その年この村疫病で人多く死んだが、この家のみ免れ、僧都の
許
(
もと
)
へ参り告げると
被物
(
かむりもの
)
一重
(
ひとかさね
)
くれたとある。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「出格の御詮議を以て、一同士分のお取扱いを仰せ付けられる。依って
絹服
(
けんぷく
)
一重
(
ひとかさね
)
ずつ下し置かれる」
堺事件
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“一重”の意味
《名詞》
多層構造の一つの層。
《形容動詞》
(context、dated)一層。一段。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“一重”で始まる語句
一重瞼
一重羽織
一重物
一重目縁
一重咲
一重垣
一重差
一重桜
一重目
一重褄