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一臂
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いつぴ
ふりがな文庫
“
一臂
(
いつぴ
)” の例文
その
友
(
フレンド
)
が僕の身を
念
(
おも
)
うてくれて、社会へ打つて出て
壮
(
さかん
)
に働け、
一臂
(
いつぴ
)
の力を仮さうと言うのであつたら、僕は
如何
(
いか
)
に嬉からう! 世間に最も喜ぶべき者は
友
(
フレンド
)
、最も
悪
(
にく
)
むべき者は高利貸ぢや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
これは
亜米利加
(
アメリカ
)
が欧洲の戦役へ参加した
後
(
のち
)
に出来た話ですが、ワシントンの幽霊が亜米利加独立軍の幽霊と一しよに大西洋を横断して祖国の出征軍に
一臂
(
いつぴ
)
の労を貸しに
行
(
ゆ
)
くと云ふ小説がある。
近頃の幽霊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
只
(
た
)
だ篠田の為めに
一臂
(
いつぴ
)
の労を
執
(
と
)
ることを無上の満足として居たのです——
然
(
しか
)
るに段々彼の内状を
詳
(
つまびらか
)
にすると、実に其の裏面に驚くべき
卑劣
(
ひれつ
)
の野心を包蔵することが
聊
(
いさゝ
)
か
疑
(
うたがひ
)
ないので——御両君
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
臂
漢検1級
部首:⾁
17画
“一臂”で始まる語句
一臂人