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一立斎広重
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いちりゅうさいひろしげ
ふりがな文庫
“
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)” の例文
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
の『東都名勝』の
中
(
うち
)
赤羽根の図を見ると柳の
生茂
(
おいしげ
)
った淋しい
赤羽根川
(
あかばねがわ
)
の
堤
(
つつみ
)
に沿うて大名屋敷の長屋が遠く
立続
(
たちつづ
)
いている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
美人画の
五渡亭国貞
(
ごとていくにさだ
)
、風景画の
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
、武者絵の
一勇斎国芳
(
いちゆうさいくによし
)
と名人上手
簇出
(
ぞくしゅつ
)
の
勢
(
いきおい
)
に駆られて、天保年間の流行は、
苛
(
いやしく
)
も絵心あるものは、猫も杓子も、いや国主大名から、質屋の亭主
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
目の覚めるような白玉の
高御座
(
たかみくら
)
をすえたのが、富士山であったことは、初代
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
の『絵本江戸土産』初篇開巻に掲出せられて、大江戸の代表的風光として、知られていたのであった。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
の板画について、雪に埋れた日本堤や大門外の風景をよろこぶ鑑賞家は、鏡花子の筆致のこれに
匹如
(
ひつじょ
)
たることを認めるであろう。
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ここに
葛飾北斎
(
かつしかほくさい
)
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
の二大家現はれ独立せる山水画を完成し江戸平民絵画史に
掉尾
(
とうび
)
の偉観を添へたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
しかし北斎及びその門人
昇亭北寿
(
しょうていほくじゅ
)
また
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
らの古版画は今日なお東京と富士山との絵画的関係を尋ぬるものに取っては絶好の案内たるやいうを
俟
(
ま
)
たない。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
観音堂が
一立斎広重
(
いちりゅうさいひろしげ
)
の名所絵に見るような旧観に復する日は
恐
(
おそら
)
くもう来ないのかも知れない。
草紅葉
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“一立斎”で始まる語句
一立斎