一宇ひとむね)” の例文
はるか突当り——崖を左へけた離れ座敷、確か一宇ひとむね別になって根太ねだの高いのがありました、……そこの障子が、薄い色硝子いろがらすめたように、ぼうとこう鶏卵色たまごいろになった、あかりけたものらしい。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)