“メヤツコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:めやつこ
語句割合
婢女50.0%
婢奴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時イツトキたゝぬ中に、婢女メヤツコばかりでなく、自身たちも、田におりたつたと見えて、泥だらけになつて、若人たち十数人は戻つて来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
萬法藏院の婢女メヤツコが、息をきらして走つて來て、何時もなら、許されて居ぬ無作法で、近々と、廬のミギリに立つて叫んだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
屋敷中の人々は、ウヘ近くツカへる人たちから、垣内カキツの隅に住む奴隷ヤツコ婢奴メヤツコの末にまで、顔を輝かして、コノとり沙汰ザタを迎へた。でも姫には、誰一人其を聞かせる者がなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)