“ハギ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はぎ
語句割合
60.0%
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫は、何処ドコをどう歩いたか、覚えがない。唯家を出て、西へ/\と辿つて来た。降り募るあらしが、姫の衣をヌラした。姫は、誰にも教はらないで、裾をハギまであげた。風は、姫の髪を吹き乱した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
スギ」「ハギ」「ヤナギ」「ヨモギ」「過ぎ」などの「ぎ」には(乙)類の文字を用いて、その間に区別がある。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
百済野クダラヌハギ旧枝フルエに、春待つと来棲キヰし鶯、啼きにけむかも(万葉巻八)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)