“シヾマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緘默25.0%
無言25.0%
緘默行25.0%
緘黙25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが山は、忽一時の騷擾から、元の緘默シヾマに戻つてしまつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
無言シヾマツトめも此までぢや。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
なつては居ても、物珍モノメでする盛りの若人たちには、口を塞いで緘默行シヾマを守ることは、死ぬよりもつらいギヤウであつた。刀自らの油斷を見ては、ぼつ/″\話をしてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
明日からの数日は、緘黙シヾマの近代民なる木地屋の本貫、君畑・大君畑の山わたりして、勢州へ越える。その山道が空想らしく、極めて寂しげに浮んで来る。
唱導文芸序説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)