“かんもく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緘黙81.8%
緘默15.2%
緘嘿3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張飛の悪口となると、なかなか雷同などの比ではなく、辛辣しんらつをきわめたものであったが、依然、敵は緘黙かんもくを守りつづけている。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしは此最後の丹後、眞志屋の鑑札をびて維新前まで水戸邸の門を潜つた最後の丹後をまのあたり見て、これを緘默かんもくに附するに忍びぬからである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
われは最早此舊相識に對して、胸臆を開き緘嘿かんもくを破ることを禁じ得ざりき。われは我が羅馬に在りての遭遇を語りて、高くアヌンチヤタの名を唱へたり。