“シジマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しじま
語句割合
緘黙33.3%
無言33.3%
緘黙行33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、山は、タチマチ一時の騒擾から、元の緘黙シジマに戻つてしまつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
緘黙シジマを破つて、カヘツてもの寂しい、乾声カラゴヱが響いた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
無言シジマツトめも此までぢや。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此は勿論モチロン、貴族の家庭では、出来ぬ掟になつて居た。なつては居ても、物珍モノメでする盛りの若人たちには、口を塞いで緘黙行シジマを守ることは、死ぬよりもつらいギヤウであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)