“カザ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かざ
語句割合
40.0%
挿頭20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこへ、支那宮廷の宴遊の方式と共に、カザり立てた園池・帝徳頌讃の文辞が入りこんで来たのだ。文化生活の第一条件は、宮廷の儀礼・集会を、先進国風に改めることであるとした。
此山籠りの帰りに、処女たちは、山の躑躅を、頭に挿頭カザして来る。此が田の神に奉仕する女だと言ふシルシである。そして此からまた厳重な物忌みの生活が始まるのである。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
単に演劇的の要素を入れると言ふだけならば、必しも刀を振りカザすものと、此を受けるものとの対立だけにしなくともよい筈である。
こゝに、出雲国造の祖、名は岐比佐都美キヒサツミ、青葉山をカザりて、其河下に立てゝ、大御食献らんとする時に、其子詔りたまひつらく、此川下に、青葉の山なせるは、山と見えて、山にあらず。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)