“ゑんげん”の漢字の書き方と例文
語句割合
怨言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
離縁りえんして昌次郎へつかは見返みかへらざるはしんなり罪なくして牢屋につながれ薄命はくめい覺悟かくごして怨言ゑんげんなきはれいなり薄命はくめいたんじて死を定めしはゆうなり五常ごじやうの道にかなふ事かくの如く之に依て其徳行とくかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元来不幸といひ、窮苦といひ、艱難辛苦かんなんしんくといふもの、皆我を我としたる我をもつて、他に——社会に——対するより起る処の怨言ゑんげんのみ。愛によりて我なかりせば、いづくんぞそれ苦楽あらむや。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)