“わるざむらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪侍60.0%
悪武士40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十分酒肴さけさかなに腹をふとらし勘定は本妙寺中屋敷へ取りに来いと、横柄おうへい喰倒くいたお飲倒のみたおして歩く黒川孝藏くろかわこうぞうという悪侍わるざむらいですから、年の若い方の人は見込まれて結局つまり酒でも買わせられるのでしょうよ
娘「悪武士わるざむらいつかまってわたくしはもう殺される処を、通り掛りの旦那様に助けられて、そして其の方は先刻せんこくお休みなすったお方で」
「秘蔵の一品盗んでみせると悪武士わるざむらい威嚇いかくしたが、さてはお京のことだったか」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
西塚村で孝女お蘭が災難にいます処へ、通り掛った粥河圖書が、悪武士わるざむらいを取って投げまする、片方かた/\はなか/\きかん奴で、大胆不敵の奴で長い刀を引抜いて切って掛る
何処どこの国でも悪人という者はありますもので、今悪武士わるざむらいなりこしらえなどは上品にして、誠になさけのありそうな、黒の羽織に蝋色ろいろの大小で、よもや此の人が悪事をするなどとは思いも寄らぬてい