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ろんかく
ふりがな文庫
“ろんかく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
論客
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
論客
(逆引き)
もし空谷子が初対面の人で、初対面の
最先
(
さいさき
)
からこんな話をしかけたら、自分は空谷子をもって、あるいは脳の組織に異状のある
論客
(
ろんかく
)
と認めたかも知れない。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
黄母衣
(
きほろ
)
、
赤母衣
(
あかほろ
)
、
白母衣
(
しろほろ
)
の三
騎
(
き
)
が
試合場
(
しあいじょう
)
を一
巡
(
じゅん
)
し、
大講会
(
だいこうえ
)
第一番の
試合番組
(
しあいばんぐみ
)
をふれてくると
間
(
ま
)
もなく
貝
(
かい
)
あいずと同時に、あの
祭壇
(
さいだん
)
の下にある大講会のむしろへ
論客
(
ろんかく
)
があがって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十七歳の時は
妾
(
しょう
)
に取りて一生忘れがたき年なり。わが郷里には自由民権の
論客
(
ろんかく
)
多く集まり来て、日頃兄弟の如く親しみ合える、
葉石久米雄
(
はいしくめお
)
氏(変名)またその説の主張者なりき。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
諸国に
率先
(
そっせん
)
して、婦人の団結を
謀
(
はか
)
り、しばしば志士
論客
(
ろんかく
)
を
請
(
しょう
)
じては
天賦
(
てんぷ
)
人権自由平等の説を聴き、おさおさ女子古来の
陋習
(
ろうしゅう
)
を破らん事を務めしに、風潮の向かう所入会者引きも切らず
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
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