“ろうふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
老父100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをた、せがれは、いくら達者たっしゃのようにえても、としをとられて、もうろくなされたのかしらんと、老父ろうふうえあんじて、なんとなくそれからはなしもはずまず、物悲ものがなしくなったのです。
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いや、今日は愚痴ばかり並べるつもりじゃないのじゃ」老父ろうふは強く首を振って云った。「そんなわけで、わしは、海軍工廠をやめたが、お国のためにつくそうという気持は、更に変らないのじゃ。 ...
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)