“りょうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両棲53.8%
遼西23.1%
領政15.4%
聊生7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あたしは両棲りょうせい動物よ」と云うだけあってそう云うことには誰よりもつうであり、貞之助や井谷を相手に東京弁と大阪弁とのあざやかな使い分けをして見せるのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「まず、遼東りょうとうへ使いをはせて、鮮卑せんひ国王へ金帛きんぱくを送り、遼西りょうせい胡夷勢えびすぜい十万をかり催して、西平関せいへいかんへ進出させること。これ一路であります」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵守は、そうした反省と、留守中をしょくせられた領政りょうせいとに顧みて
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先祖の霊牌を川へ流し、田畑を売りて大和、備前の本山へ納め、流浪して市街へ出で、米搗きなどして聊生りょうせいする者多く、病を治するとて大食して死する者あり、腐水を呑んで失心するもあり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)