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遼西
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りょうせい
ふりがな文庫
“
遼西
(
りょうせい
)” の例文
所詮、かなわぬ敵と怖れて、袁尚はいち早く、
遼西
(
りょうせい
)
(
熱河
(
ねっか
)
地方)へさして逃げのび、州の別駕、
韓珩
(
かんこう
)
一族は、城を開いて、曹操に降った。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「まず、
遼東
(
りょうとう
)
へ使いをはせて、
鮮卑
(
せんひ
)
国王へ
金帛
(
きんぱく
)
を送り、
遼西
(
りょうせい
)
の
胡夷勢
(
えびすぜい
)
十万をかり催して、
西平関
(
せいへいかん
)
へ進出させること。これ一路であります」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いま、
袁煕
(
えんき
)
、
袁尚
(
えんしょう
)
の兄弟は、
遼西
(
りょうせい
)
の
烏丸
(
うがん
)
(
熱河
(
ねっか
)
地方)におるという。この際、放棄しておいては、後日の禍いになろう。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「曹操がみずから攻めてくるようだったら、それは容易ならぬことになる。北方の
袁紹
(
えんしょう
)
ですら一敗地に滅び、
冀北
(
きほく
)
、
遼東
(
りょうとう
)
、
遼西
(
りょうせい
)
まで
席巻
(
せっけん
)
したあの勢いで南へきたら?」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
河北の広大をあわせ、
遼東
(
りょうとう
)
や
遼西
(
りょうせい
)
からも
貢
(
みつ
)
ぎせられ、王城の府
許都
(
きょと
)
の街は、年々の
殷賑
(
いんしん
)
に拍車をかけて、名実ともに今や中央の府たる偉観と規模の大を具備してきた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“遼西”の解説
遼西(りょうせい、拼音:Liáoxī)は中国東北地方の遼河以西地域を指す歴史的地名。現在の遼寧省西部地域、錦州、朝陽、阜新一帯。
遼河以東は遼東と称した。
古くから東胡系遊牧民族の住居地で、五胡十六国時代には鮮卑慕容部の本拠地となり、前燕、北燕などの国家が形成された。
(出典:Wikipedia)
遼
漢検準1級
部首:⾡
15画
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
“遼”で始まる語句
遼東
遼遠
遼陽
遼
遼河
遼豕
遼来々
遼々
遼州
遼族