“りゅうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柳窩16.7%
柳花16.7%
流下16.7%
流霞16.7%
琉歌16.7%
粒化16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
序詞には枕山、柳窩りゅうか、毅堂の名が連ねられ、巻尾には頼士峰らいしほうの文が載せてある。この書は幸にして幕府の忌む所とならなかったようである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
流下りゅうかして来た巨材の衝突によって一角いっかくやぶれたため遂に破壊してしまったのです。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
仙人は流霞りゅうかさんし、朝沆ちょうこうを吸う。詩人の食物は想像である。美くしき想像にふけるためには余裕がなくてはならぬ。美くしき想像を実現するためには財産がなくてはならぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
文学上の形式として固定のまま守られて来た短歌も、し民謡として真に口語律の推移に任せて置いたとしたら、同系統の単詩形なる琉歌りゅうか同様の形になってしまって居たであろう。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
綾羅錦繍りょうらきんしゅう触るるもの皆色を変ず。粒化りゅうかして魚目に擬し、陶壺中とうこちゅう鉛封えんぷうす。酒中しゅちゅう神効しんこうあり。一りゅうの用、めい半日はんにちを出でず。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)