“りかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
李傕36.4%
離隔18.2%
鯉角18.2%
李蠖9.1%
璃玨9.1%
璃珏9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど一方、大きな違算に行き当って、進退に迷っていたのは、今は明らかに賊軍と呼ばれている李傕りかく郭汜かくしの陣営だった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つぶさにこの状を語り妾の罪を確かめんと思いおりしに、彼女もの監房に転じたる悲しさに、つつしみ深き日頃のたしなみをも忘れて、看守の影の遠ざかれるごとに、先生先生何故なにゆえにかく離隔りかくせられしにや
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
藤次郎は子之助時代に鯉角りかくと号し、一に李蠖りかくとも署していたが、家を継いだ後、関為山いざんから梅の本の称を受け、更に晋永機しんえいきに晋の字を貰い、自ら香以と号し、また好以、交以、孝以とも署した。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
藤次郎は子之助時代に鯉角りかくと号し、一に李蠖りかくとも署していたが、家を継いだ後、関為山いざんから梅の本の称を受け、更に晋永機しんえいきに晋の字を貰い、自ら香以と号し、また好以、交以、孝以とも署した。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
人気のあったのは嵐璃玨りかく(初代)で、これは若狭助、勘平、桂川ではお半を勤めた。嵐璃寛りかん(二代)は判官、平右衛門、桂川の長右衛門を勤めた。片岡市蔵(二代)は師直、本蔵を勤めた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
与兵衛の両親、同業油屋の徳兵衛・おさはに扮したのが、尾上卯三郎・嵐璃珏りかくであつた。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)