李蠖りかく)” の例文
藤次郎は子之助時代に鯉角りかくと号し、一に李蠖りかくとも署していたが、家を継いだ後、関為山いざんから梅の本の称を受け、更に晋永機しんえいきに晋の字を貰い、自ら香以と号し、また好以、交以、孝以とも署した。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)