トップ
>
よこもの
ふりがな文庫
“よこもの”の漢字の書き方と例文
語句
割合
横物
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横物
(逆引き)
西側の壁には
安井曽太郎
(
やすゐそうたらう
)
の油絵の風景画が、東側の壁には
斎藤与里
(
さいとうより
)
氏の油絵の
艸花
(
くさばな
)
が、さうして又北側の壁には
明月禅師
(
めいげつぜんじ
)
の
無絃琴
(
むげんきん
)
と云ふ
艸書
(
さうしよ
)
の
横物
(
よこもの
)
が、いづれも
額
(
がく
)
になつて
挂
(
か
)
かつてゐる。
漱石山房の秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鋳物
(
いもの
)
の香炉の
悪古
(
わるふる
)
びに
玄
(
くす
)
ませたると、
羽二重
(
はぶたへ
)
細工の
花筐
(
はなかたみ
)
とを床に飾りて、
雨中
(
うちゆう
)
の富士をば
引攪旋
(
ひきかきまは
)
したるやうに落墨して、金泥精描の
騰竜
(
のぼりりゆう
)
は
目貫
(
めぬき
)
を打つたるかとばかり
雲間
(
くもま
)
に
耀
(
かがや
)
ける
横物
(
よこもの
)
の一幅。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
床
(
とこ
)
には
抱一上人
(
ほういつしょうにん
)
の
横物
(
よこもの
)
はとりまして、不動さまに
道了
(
どうりょう
)
さまと
塩竈
(
しおがま
)
さまのお
輻
(
ふく
)
と掛け替り、
傍
(
そば
)
に諸方から見舞に来た菓子折が積んで有りまするが、蒸菓子の方は悪くなるから先へ手を附け
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
よこもの(横物)の例文をもっと
(7作品)
見る