“ようじみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楊枝店50.0%
楊子店25.0%
楊枝見世25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
随分古くからそこにいるのだそうで、家内そろってよく写しに行きました。そこらあたりには楊枝店ようじみせが並んでいます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
種彦を先に種員と仙果は雷門を這入はいって足早に立並ぶ数珠屋じゅずやの店先を通過とおりす二十軒茶屋にじっけんぢゃやの前を歩いて行ったが、いつも五月蠅うるさいほどに客を呼ぶ女どもはやがて仁王門を這入った楊子店ようじみせも同じ事で
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
浦屋うらや高尾たかおがどれほど綺麗きれいだろうが、楊枝見世ようじみせのおふじがどんなに評判ひょうばんだろうが、とどのつまりは、みめかたちよりは、おんなにおいってきゃくかようという寸法すんぽうじゃねえか。——よくきなよ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)