“やまばと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山鳩90.5%
山鴿4.8%
班鳩4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他の一方には、饒舌じょうぜつすずめのどを鳴らす山鳩やまばとや美声のつぐみが群がってる古木のある、古い修道院の庭の、日の照り渡った静寂さがたたえていた。
……不穏ふおんな風の渡る音。山鴿やまばとの鳴く声さえも、途絶え勝ちだ。空模様もだんだんあやしくなって来る。燦然さんぜんまたたいていた星々も、あっちにひとつこっちにひとつとだんだん消え失せて行く………
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
そんな気がするんだ。……清原。聞いてごらん。……山鴿やまばとだ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
もろもろの花は地にあらわれ、鳥のさえずる時すでに至り、班鳩やまばとの声われらの地にきこゆ。無花果樹はその青きを赤らめ、葡萄ぶどうの樹は花さきてそのかぐわしき香気をはなつ。