“やねぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家根船50.0%
屋根船50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あし都鳥みやこどりを描いた提灯ちょうちんは、さしもに広い亀清楼の楼上楼下にかけつらねられて、その灯入りの美しさ——岸につないだ家根船やねぶねにまでおなじ飾りが水にゆれて流れた。
……ぢきその飛石とびいしわたつた小流こながれから、おまへさん、苫船とまぶね屋根船やねぶね炬燵こたつれて、うつくしいのと差向さしむかひで、湯豆府ゆどうふみながら、うたいで、あの川裾かはすそから、玄武洞げんぶどう對居山つゐやままで
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)