“やづくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屋造50.0%
家造28.6%
箭作7.1%
家造作7.1%
屋造作7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処いずこ同一おなじ、雪国の薄暗い屋造やづくりであるのに、ひさしを長く出した奥深く、すすけた柱に一枚懸けたのが、薬の看板で、雨にも風にもさらされた上、古び切つて、虫ばんで
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
天孫直系の優秀人であると、自ら称しているにも似ず、「麗人族」の家造やづくりは、日本的でなくて異国的であった。そうしてそれは島国的でなく、むしろ非常に大国的であった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
箭作やづくり彦十郎は変にねっとりした口調である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
箭作やづくり彦十郎」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
家造作やづくりは窩人の風俗通り大岩を掘り抜き柱を立てたいわゆる古代穴居族の普通の家造作と同じであったが、杉右衛門は一族の頭領だったので
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
京壁きょうかべの冷たい屋造作やづくりがいとど寒い肩をすぼませて足の裏から床冷とこびえを感じてくる。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)